【ビジネス書を自転車で考えるシリーズ】
仕事の後に、ロードバイクのトレーニングは後回しにしたくなる……。
トレーニングが始まるまで、なかなか気が乗らない……。
そんな悩みを解決する一冊として、今回は『エフォートレス思考』(グレッグ・マキューン著)を紹介し、ロードバイクの継続にどう活かすかを考えていきます。
エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する (楽天で購入)
本書を読むと、「小さな努力で大きな成果を上げる」ための考え方・行動・仕組み化のヒントを知ることができます。
以下では、本書 of 概要と、ロードバイクに活かすための3つのポイントを解説します。
本の概要:エフォートレス思考とは?
著者は、前著『エッセンシャル思考』で「不要なことを切り捨て、優先事項に集中する」というメソッドを確立しました。しかし、今度はその優先事項が増えすぎてしまい、心身ともに疲弊してしまったと言います。
そこで生み出されたのが、「やるべきことを、いかに楽なやり方で進めるか」を追求する『エフォートレス思考』です。
本書は、以下の3つのステップで構成されています。
- エフォートレスな精神:頭と心の中に余裕を作り、最高のパフォーマンスを発揮できる状態にする
- エフォートレスな行動:やるべきことを極限までシンプルにし、簡単にやり遂げる
- エフォートレスな仕組み化:一度行動すれば、その成果が自動的に積み上がる仕組みを作る
ロードバイクに活かす3つのポイント
① 頭の中の不用品を手放す
「今あるものに目を向ければ、足りないものが手に入る」
ポジティブな気分は、脳のパフォーマンスを劇的に上げてくれます。
例えば、仕事が長引いて「今日は30分しかトレーニングできない……」というとき、「30分しかできない」と嘆くのではなく、「30分もあるから、高強度のSSTかVO2MAXを1メニューだけ集中してやろう」と、今あるリソースに目を向けます。
限られた状況の中で「今できること」に集中することで、短時間でも非常に質の高いトレーニングや筋トレのアイデアが自然と湧いてくるようになります。
② 早く着くために、ゆっくり進む
「最初から大きなゴールを設定すると、すぐ疲れる。疲れて休んだら、遅れを取り戻さなくてはと焦ってさらに頑張り、どんどん疲弊する。悪循環にはまり込むのだ。……エフォートレスなペースで進める最善の方法は、上限をしっかり決めることだ。」
大きな目標を立てたとき、いきなり初日から過度なトレーニングをしてしまうのは初心者にありがちな失敗です。
「今週は10時間乗る!」と意気込んで初日に3時間激しく乗り、翌日以降は疲労で全く乗れなくなってモチベーションが低下する、といった悪循環を防ぐ必要があります。
トレーニングの継続で最も重要なのは、「今日の自分の力量に合わせ、パワーや心拍、練習時間の上限(これ以上は絶対にやらないライン)をあらかじめ設定しておくこと」です。余力を残して終えることで、翌日もスムーズにサドルに跨ることができます。
③ 問題が起こる前に解決する(仕組み化)
・明日の困難を防ぐために、今すぐ簡単にできることを探す。
・何度も繰り返される問題を解決するために、2分間だけきちんと取り組む。
「よし、ローラー台に乗るぞ!」と意気込んでペダリングを始めた後に、「あ、扇風機の電源を入れていなかった」「飲み物(ボトル)を忘れた」と気づき、一度バイクから降りる……。これはサイクリストによくある「小さなストレス」です。これだけでトレーニングへの集中力やテンションが下がってしまいます。
このような何度も繰り返される小さなストレスを放置せず、「ディスプレイの横にチェックリストを貼っておく」「前日の夜にボトルを冷蔵庫にセットしておく」など、あらかじめ仕組み化しておくことで、トレーニングへの移行コスト(摩擦)を極限まで減らすことができます。
まとめ
- エフォートレス思考は、3つのステップで「小さな努力で大きな成果」を出す技術
- 今あるリソース(短時間)に目を向け、パフォーマンスを最大化する
- 過度に頑張りすぎず、練習量の上限を決めて継続する
- 準備や片付けの手間など、繰り返す問題は事前にルール化(仕組み化)して排除する
仕事や家庭が忙しいパパローディこそ、この「エフォートレス思考」を取り入れることで、趣味の自転車をさらに楽しく、長く続けることができるはずです!

0 件のコメント:
コメントを投稿